八ヶ岳・野辺山高原は、標高約1,300メートルの高地にある高原です。
JR小海線 野辺山駅は、JRの駅の中でもっとも標高の高いところにあります。レタス・キャベツ・白菜といった高原野菜の名産地であり、多くの観光客が訪れるだけでなく、高所トレーニングにも利用される避暑地です。牛は夏の暑さに弱いため、この冷涼な気候は牛にも適した環境。現在は、八ヶ岳・野辺山高原で3,000頭ほどの牛が飼育されています。
ヤツレンの牛乳は、牛が健やかに育つ環境で、また牛乳工場まで30分以内に届く八ヶ岳・野辺山高原管内の酪農家から集めた新鮮な生乳を使って作ります。搾りたての生乳をすばやく製品化することで、おいしく新鮮な牛乳を提供しています。
ヤツレンは連合会としてスタートしたので、酪農家のみなさんは会のメンバーであり、株主でもあります。だからこそ高い仲間意識があり、みなさんと一緒に考えながら成長しています。
ヤツレンだからこそできること。その答えのひとつが『酪農家限定野辺山高原牛乳』です。通常の牛乳は、酪農家が搾った生乳を牛乳工場の大きなタンクにまとめてから製品化しますが、この牛乳は限定した酪農家の生乳だけを使っています。パッケージには酪農家の写真を入れ、生産者の顔が見えるようにしました。より牛乳本来のおいしさが活きる、こだわりの牛乳です。
酪農家も、鮮度・品質に責任を持って牛乳づくりをしています。ヤツレンでしかできないことを、これからも続けてまいります。
ヤツレンの牛乳は、地元南牧村をはじめ、川上村、小海町など近隣の小・中学校の学校給食として地域の子どもたちに親しまれています。
八ヶ岳・野辺山高原で飼育される牛から作られた牛乳を、地域の子どもたちへ届けること。それは、新鮮な牛乳を新鮮なうちに子どもたちのもとへ届けるだけでなく、子どもたちの地域愛を育てることにもつながると考えています。
また、学校給食で飲んでいる牛乳がどのように作られているかを学習するための工場見学を受け入れています。社会科授業の一環ではありますが、子どもたちに学習してもらうだけでなく、牛乳を飲んでくれる子どもたちの顔を見ることで私たちも責任感が高まり、より安全でおいしい牛乳を作ろうという意欲をいただいています。
ヤツレンは、南佐久郡南部地域の5つの農協(JA)が合併したことに伴い、八ヶ岳高原農協連合会から乳製品部門を分社化する形で誕生した会社です。品質管理は、搾乳段階からJAの徹底的な指導の下で行われています。
酪農家のもとで適正に管理された生乳を30分以内に牛乳工場へ運び、工場への受け入れ前の検査に合格したもののみを使用します。搾乳から製品化までの迅速さが独自の味わいを生み出すと考え、できるだけ早く製品化するために集荷のタイミングと牛乳工場の工程をしっかりと調整・管理しています。
製品化した牛乳は、最後に製品検査を行います。検査結果が出るまで冷蔵庫で安全に保管され、製品検査で合格したものだけが出荷され、みなさまのお手元に届く仕組みです。